Concept

地元生産者が育てた旬の農作物の味わいを、一皿ごとに想いを込めて。

気軽に味わえる料理を提供

本場・イタリアでの修行経験と、東京都内のイタリアンレストランでシェフとして腕を磨いた経験を活かし、田園風景が広がる高根沢町の郊外に「イタリア食堂 ヴェッキオ・トラム」をオープンしました。

店名の由来は最初に修行した現地のレストランの名前で、「古い路面電車」を意味します。田園風景の中を颯爽と走るJR烏山線のイメージが、イタリアの片田舎の雰囲気と似ていることから名付けました。また、「食堂」と冠したのは家庭料理の延長として気軽に味わえる料理を提供したいと思ったからです。

イタリアの食文化を伝えたい

料理人の一人として「おいしい野菜をたくさん食べてほしい」という思いがあります。高根沢町に店を構えた大きな理由は、おいしい野菜がいつでも手に入るから。輸入食材に頼らなくても食材のバリエーションが豊富で、イタリア料理に欠かせない西洋野菜も普通に手に入ります。

イタリア料理は素材の味わいを重視するため、調理は最小限に止め、かつ、味付けはとてもシンプルです。現地で学んだレシピを遵守しつつ、地元産の農作物を使ってイタリアの食文化を伝えたいと思っています。

地域の農作物がおいしい理由

県内有数の米処として知られる高根沢町は、町の西部を一級河川・鬼怒川が南北に流れています。潤沢な水と肥沃な土壌は野菜づくりの適地で、町内を始め近隣市町にはトマトやアスパラ、玉ねぎやイチゴなどを専門に生産する農業のプロフェッショナルたちがいます。

地域の土壌特性や気候・風土を知り尽くし、農業に対する熱い思いと長年培った高い技術で生産する農作物の味わいは格別。料理人にとって最高の環境です。

Padrone 照井康嗣(Yasushi Terui)

1977年、埼玉県生まれ。大学卒業後は地元のイタリアンレストランに勤務。約5年間働いた後、料理人としての腕を磨くため26歳のときにイタリアへ単身留学。国立のホテル学校で語学・調理・接客等を学び、その後、現地のイタリアンレストラン(計5カ所)で郷土料理やワインについて学ぶ。帰国後は東京都内のレストランで約8年間シェフを務め、途中、新規店舗のスタートアップにも携わる。2016年1月、独立開業のため妻の実家がある高根沢町に移住。同年9月に「イタリア食堂 ヴェッキオ・トラム」をオープンする。地元生産者との連携やネットワークづくりにも積極的に取り組み、2018年から「ヴェッキオ K トラム」で農産物の移動販売を開始。

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